剣道における打突の種類は、基本的に面打ち、胴打ち、小手打ち、突きの四種類です。
しかしながら、最終的には上記のどれかを打つとしても、連続技として組み合わせればそのパターンは数え切れません。
そこで今回は、連続技の種類とそのコツについて解説します。
連続技に詳しくなろう
剣道の試合では、多くの選手が一本打ちを狙います。
ですが、実際に仕掛けて毎回一本を取れるとは限らず、そのようなときこそ連続技を使うのです。
それでは、そもそも連続技とは何なのでしょうか。
端的に言えば、一打目で決まらなかったときに、二打、三打と繋げる打ち込み技の一種です。
そして、連続技の組み合わせは多種多様です。
連続技は基本的に二段打ちで使われることが多いですが、三段目やそれ以上と続けることで、攻めのパターンは無限だと言えます。
その中でも基本的な連続技は、小手面打ちと小手胴打ちでしょう。
他には、面追い込み面や面引き小手打ち、面引き胴打ち、面引き面打ちなども挙げられます。
これだけでもかなりの数ですが、共通して言えるのは一本一本を精確に打つことです。
連続技の練習方法
上記では連続技がどう言うものか説明しましたが、ここでは具体的なコツや練習方法を取り上げます。
連続技のコツですが、ポイントは以下の三つだと考えられます。
・相手を一打目で崩して、即座に二打目に繋げる。
・相手が下がったところを、逃がさず追い詰める。
・体当たりを仕掛けて生まれた隙を突く。
相手が一息つこうとした瞬間が狙い目で、そこを見逃さずに仕掛ければ決まり易いです。
言うまでもなく、隙を逃さない為には相手をじっくり観察する必要があります。
続いて具体的な練習方法を解説します。
小手面打ちや小手胴打ちの練習では、自分が一打目に小手を攻めると同時に、相手に一歩引いてもらいます。
そしてすぐさま距離を詰め、面打ちや胴打ちを繰り出しましょう。
面追い込み面も同様で、こちらから面打ちを仕掛けたときに下がった相手を、逃がさないように面を打って下さい。
引き技の場合は、自分から攻めて相手にぶつかり、鍔迫り合いになった瞬間に面打ち、胴打ち、小手打ちを仕掛けます。
練習のコツとしては、相手が一歩引いた距離感を体に覚えさせることでしょう。
それが出来れば、連続技がグッと上達するはずです。
基本技もそうですが、連続技を実際の試合で使うには、徹底的な反復練習が必要です。
考えて打つのではなく、体が勝手に反応するほど馴染むのが理想だと言えるでしょう。
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