剣道では、稽古をする前に礼をして、稽古が終わるとまた礼をして、1日を終えます。
剣道の稽古の前に礼をするのは、「よろしくお願いします」と言う気持ちを込めて頭を下げ、稽古の後に礼をするのは、「有難うございました」と言う気持ちを込めます。
剣道は1人で出来る武道ではありません。
指導して下さる先生、目上の存在である先輩、お互いに切磋琢磨する仲間たち。
様々な人たちに、支えられていることを忘れてはいけません。
そこで今回は、剣道における礼の大切さを説明します。
礼の大切さ
前述のように、剣道は1人で出来る武道ではなく、必ず相手がいて成り立つ武道です。
その相手に対して、稽古をさせて頂いて、竹刀で打ち込んで行く武道なのです。
稽古をさせて頂く中で、打突が防具で守られている所に当たるとは限りません。
本来なら、これほど失礼なことはありません。
そう言った稽古をさせて頂くのですから、相手に対して敬意を表して、礼をするのは当たり前のことです。
だからこそ、剣道などの武道には、「礼に始まり、礼に終わる」と言う言葉があるのです。
剣道を通じての人間的成長
剣道の稽古をしていると、自分の弱点である部分を、相手に打ち込まれることが多々あります。
そう言うとき、相手に対して「私の弱点を教えて頂き、有難うございます」と言う気持ちを持つことは、とても大事です。
最初は、自分の弱点を打ち込まれると、悔しいと思う人もいるかもしれません。
しかし、悔しいと思うだけでは、何も上達しません。
上達するには、自分の弱点を受け入れ、それを直さなければいけません。
それゆえ、弱点を教えて頂いた相手に対して、「有難うございます」と感謝することはとても大切なのです。
何もこれは、剣道だけに言えることではありません。
1人の人間的成長についても、言えることです。
自分が人に嫌なことを言われるのは、良くあることです。
嫌なことを言われて、そこで怒ってしまうだけでは、自分にとって何のプラスにもなりません。
傷付くことを言われた際に、その言葉を1度受け入れてみるのです。
そしてそれを糧にして、人間的成長を果たすには、どうしていくかを考えると言うことは、剣道の稽古などと似たところがあります。
そう考えると、剣道が単なるスポーツでなく、人間形成に役立つものだと、強く思うのではないでしょうか。
以上のことを踏まえて、剣道の稽古における礼の大切さを、改めて認識して下さい。
そうすることで、剣道選手としては勿論、人としても更に成長出来るのです。
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