剣道に限った話ではありませんが、上達しようと思ったら一生懸命稽古をしなければなりません。
このようなことは言われるまでもないかと思いますが、問題は稽古に取り組む心構えです。
同じ稽古をしていても、心構え一つでその効果は大きく変わってきます。
上達具合にバラつきが出るのは言うまでもなく、剣道そのものに対する考えや目的にすら影響を与えかねないのです。
そこで今回は、正しい剣道と稽古に対する心構えをテーマに話させて頂きます。
そもそも心構えとは?
まずおさらいしておくと、剣道には理念があり、「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」……と言うモノです。
剣道における理法とは、「刀法」、「心法」、「身法」の三つです。
正確な打突のことを刀法と言い、充実した気勢のことを心法、正しい姿勢のことを身法と呼びます。
要するに剣道とは、この剣の理法を修練することで自分を成長させるモノなのです。
ですが、どれだけ稽古を続けてもゴールはなく、一生修行を続けることで際限なく自己を高めようと言う観点から、「形成」と言う文言が使われています。
そして、この剣道の理念に沿った稽古の指針として、剣道修練の心構えがあります。
内容は、「剣道を正しく真剣に学び、心身を練磨して、旺盛なる気力を養い、剣道の特性を通じて、礼節を尊び、信義を重んじて、誠を尽くして、常に自己の修養に努め、以って国家社会を愛して、広く人類の平和繁栄に寄与せんとするものである」です。
つまり稽古とは、自身の内面や人格を磨き、成長を目指す訓練のことだと言えます。
そして稽古と言う言葉は「稽古照今」を語源としており、先人の教えを学んで訓練をすることで、剣道を通じて人間形成を成すと言う意味も含んでいます。
心構えを胸に刻み込もう
上記のように、剣道における心構えを「剣道の理念」や「剣道修練の心構え」、「稽古」の語源から考えれば、大事なことは勝利や名声ではなく、自身の人間としての成長にあるのです。
勿論、武道であり競技である以上は、勝つことも大切でしょう。
ですが、それだけを目的に稽古を積むのではなく、これらの心構えを思い出して、自分にとっての剣道を見つめ直すことも必要です。
技術面の上達を突き詰めていく一方で、そう言った精神面の向上も意識して下さい。
そしてこの二つの面は決して無関係ではなく、精神面を磨き上げることで、剣道の技術そのものが上達することもあるのです。
逆に言えば、この心構えがしっかり出来ていなければ、いくら効率の良い稽古に取り組もうが、十全に効果を発揮することが出来ないでしょう。
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