剣道の引き技のコツ!後ろへの踏み込みをマスターしよう

武道や格闘技において良く言われる戒めとして、「下がるな!」と言うモノがあります。

これは要するに、下がることで相手に勢いを与え、どんどん後手に回ってしまうからです。

「辛いときこそ前へ」、「絶対に退かない」などを自分に言い聞かせている選手も少なくないでしょう。

剣道においても通じることがあり、基本的に後ろに追い込まれた状態で技を出しても、有効打にはなりません。

ですが、ここで一つ注意点があります。

確かに剣道や他の武道などで後ろに下がることは相手に押されているように見えますが、全てがそうだとは限りません。

何故なら、後ろに「下がらされる」のと「自分から下がる」のとでは、意味合いが全く違うからです。

そして今回取り上げたいのは、引き技と言う後ろへの踏み込みによって成立する技です。

引き技とは?

引き技の具体的なコツをお話する前に、剣道における引き技がどのようなモノかをご紹介します。

引き技にはいろいろな種類がありますが、簡単に言えば鍔迫り合いの状態から後ろに踏み込んで打つ技のことを指します。

引き面や引き胴、引き小手などがありますが、全てに共通しているのは鍔迫り合いの段階で、相手の体勢を崩すなりして隙を生み出す必要があることです。

代表的な方法を挙げるなら、相手を押したり、逆に引いていなしたり、相手に悟られないように下がって技を打つ間合いを開けるなどがあります。

引き技の練習方法

それでは、具体的な引き技の練習方法とはどのようなモノでしょうか。

前述のように引き技には、引き面、引き胴、引き小手の三種類がありますが、練習方法はそれぞれ違います。

引き面はまず左足を引き、次に右足を引いて踏み込みましょう。

このとき手打ちにならないように、しっかりと面を打つことを心掛けて下さい。

大事なのは足さばきで、後ろへの踏み込みをスムーズに出来るように練習する必要があります。

引き面を打つと相手に攻め込むチャンスを与えかねませんので、素早く後ろに下がれないと危険です。

ただし試合では、自分と相手の立ち位置を正確に把握して、場外に出ないように気を付けなければなりません。

引き胴でも同様に、後ろに踏み込みながら、しっかりと手首を返して胴を打ちましょう。

ここで注意するべきポイントは、引き胴を打った直後は隙だらけになってしまうことです。

それゆえ、引き胴は避けられた際のリスクが非常に高い技で、引き面以上に後ろへ素早く下がる技術が求められます。

また、真っ直ぐ下がらずに、若干右方向に下がると比較的リスクを軽減出来ます。

引き小手も後ろに踏み込みながら打つ技ですが、小手は面よりも近くにあるので、引き面を打つときよりも遠い間合いを開けなければ、しっかりと打つことが出来ません。

剣道中級者以上の中には近距離からでも引き小手を打てる人もいますが、かなり難しい技術なので、初心者の人は無理に真似しない方が良いでしょう。

このように、引き技は決して相手に押し負けて出すのではなく、自分から敢えて下がって打つ高等テクニックです。

冒頭で述べたように「下がらされる」のではなく、「自分から下がる」のはときに有効です。

相手に打ち負けないのは大前提として、試合の展開や状況に応じて前後、左右の動きを自由自在に出来れば、剣道選手として一流に近付けるでしょう。






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