剣道を学ぶ上で欠かせない道具である竹刀。
その存在は知っていると思いますが、竹刀に種類があることや、寿命がどれくらいかなどは知らない人が多いと思います。
そこで今回は、剣道の技術面からは離れて、竹刀の種類や寿命に関して解説します。
竹刀の材質
剣道の竹刀は文字通り竹で出来ていますが、竹の種類によって質が異なります。
それでは、どのような種類の竹があるかですが、大きく分けると以下の3つです。
・真竹(まだけ)
・桂竹(けいちく)
・燻竹(くんちく)
まず、真竹と桂竹の違いについて見ていきましょう。
現在日本で販売されている竹刀の材料は、大半が中国から輸入された竹です。
国内産と言われている竹刀も、中国から輸入した竹を使用して、国内で作っている場合が多いです。
そして、その輸入される竹の種類に、真竹と桂竹があるのです。
一般的には真竹の方が高価で、柔軟性と硬度に優れています。
稽古を重ねてささくれた場合も、削ることで直り、寿命が長いとも言われます。
桂竹で作られた竹刀は、安くて硬い場合が多いです。
その為、稽古中に折れてしまったり、寿命が短いと言われています。
ただし、桂竹の硬さを好む人もおり、そのような人から見れば真竹は柔らかく映るようです。
燻竹とは一体何か?
真竹と桂竹の違いは上記の通りですが、ここではもう1つの種類である燻竹について解説します。
燻竹は通常の竹刀よりも、やや色が黒いのが特徴だと言えるでしょう。
この燻竹は、言葉通りですが、竹を燻すことで強度を高めた物です。
その燻す過程で黒くなっており、その色が好きで使う人もいます。
竹を燻すことで、強度が上がることは先に述べましたが、割れ難くなると言う特徴もあります。
これは何故かと言うと、竹の中の水分が抜けて、身が締まるからです。
柔らかい真竹も、燻すことで硬くすることが出来ますが、その工程が入る分、値段も高くなります。
最後にもう1つ、少々毛色の違う竹刀の種類を紹介します。
それは、カーボン竹刀です。
カーボン竹刀の良いところは、何と言っても寿命の長さでしょう。
かなり丈夫なので、竹で作られた竹刀と比べて圧倒的に寿命が長いです。
ただし、デメリットもあります。
その1つは、価格の高さです。
一般的な竹刀が2,000円くらいなのに対して、カーボン竹刀は20,000円ほどです。
いくら寿命が長いとは言え、10倍以上使えるかと聞かれれば、首を傾げざるを得ません。
また、竹刀の手入れを覚えられないと言うことも、難点です。
特に剣道初心者は、道具の手入れを覚えるのも稽古のうちなので、それが出来ないのは考え物です。
以上のことを参考にして、竹刀を買うときは慎重に選びましょう。
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