剣道で竹刀を速く振るための手の使い方

世の中には多くの武道があり、流派などに分ければ膨大な数になるでしょう。

空手道、柔道、剣道、合気道、弓道などは、その中でも比較的良く知られているのではないでしょうか?

上記の五つの武道の中でも大きく分けて二種類あり、それは素手で行うか得物を使って行うかです。

そして今回取り上げる剣道は、竹刀と言う刀を模した物を使う競技です。

このようなことは今更言われるまでもないでしょうが、これは剣道において非常に大きな意味を持ちます。

素手で行う競技なら、極端に言うと体の使い方を覚えれば良いですが、竹刀を使うとなると、体の動きに加えて竹刀の扱い方も練習する必要があります。

上級者の中には、それこそ竹刀を体の一部のように扱える人もいますが、誰しも最初は握り方から練習していくことになるでしょう。

今回はそのことを踏まえた上で、竹刀を速く振る方法を面打ちの練習を題材にして話させて頂きます。

剣道で勝つにはスピードが全てではありませんが、やはり竹刀を速く振る方法を知っているのといないのとでは、大きな差が生まれます。

特に実力が同格の相手と試合するなら、少しでも速く打てた方が有利なのは間違いありません。

それでは、具体的に竹刀を速く振る方法とは、一体どのようなモノなのでしょうか。

大事なのは手の内側の使い方

竹刀を速く振る方法を考えようとすると、竹刀の振り方や上半身の筋力、足の踏み出し方など、多くの選択肢が出てくると思います。

上記の考え方は決して間違いではなく、身体能力や体の動かし方などは確かに重要なファクターでしょう。

しかし、敢えて今回はそこから離れて、違う場所に注目してみようと思います。

それは、手の内側の使い方です。

もっと具体的に言えば、左手の小指と薬指の使い方です。

竹刀の持ち方は通常と同じですが、それは正しい握り方を習得していなければならないとも言えます。

この辺りは、素手で行う武道との違いかもしれません。

練習する際は、素振りよりも何かを実際に打つ方が効果的です。

これは決して素振りを疎かにして良いと言う意味ではなく、素振りとは別の練習として、速い面を打つ為の練習だと言うことを履き違えないで下さい。

クッションや座布団を、出来れば面の高さに固定して向き合います。

そして打つ訳ですが、ここで意識するのは右手首を伸ばして左手の小指と薬指を締めることです。

やってみるとわかりますが、手を少し動かすだけでも剣先は大きく動きます。

このとき竹刀の握りを若干緩めることで、クッションに当たったときに自然と跳ね返って来ます。

跳ね返って来たらまた同じように打つ……と、これを繰り返しましょう。

始めはゆっくりでも構いませんが、慣れてきたら速く細かく打てるようにして下さい。

これが出来るようになると、力を入れなくても打てることに気付くハズです。

徐々に剣先の振り幅を広げていき、最終的には約30cmを目指しましょう。

力を入れていないにもかかわらず、腕にかなり大きな負担が掛かりますが、数か月も続ければそれまでの面打ちとは違うと実感出来ると思います。

面打ちだけではない

上記の練習方法は面打ちを用いていますが、効果は他の技にも及びます。

手の内の扱いが上達すれば面打ちだけではなく、小手打ちや胴打ちにもその技術を流用出来るのです。

この技術の大きな特徴として、小さな打ち込みでもキレのある強烈な打突が可能だと言うことが挙げられます。

また、今回の練習方法は短時間で終わると言う利点もあります。

時間のない人には嬉しいことで、大した準備も必要ありません。

その割に中々ハードな練習であり、効果も充分に期待出来ます。

手の内の使い方を上達させる為には、普段の素振りからこれらの意識を持つことも大事です。

何事にも言えることですが、ただ回数をこなすのではなく、一回一回にきちんと意味を持たせなければなりません。






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