剣道を学ぶ目的は稽古を通して己を高めることですが、やはり試合に出る以上は勝ちたいと思うでしょう。
ですが、漫然と試合に臨んでいては、本来勝てる相手にも足元をすくわれる可能性があります。
そう言った事態を避ける為に、剣道の試合で勝つには何が必要かを把握し、しっかりと備えることが大事です。
そこで今回は、剣道の試合に勝つ為に必要ないくつかのポイントを解説します。
【間合いが大事】
剣道の試合で勝つには、相手と自分の間合いをコントロールすることが求められます。
それではどのような間合いが良いかですが、自分は近く相手は遠く感じる間合いの取り方です。
付け加えるなら、相手に自分が間合いを詰めたことを悟られないようにすることが、試合で勝つには有効です。
それを実現するには、常に足を止めないようにしなければなりません。
足を止めずに絶えず動いていれば、相手にこちらの間合いを掴ませ難くなります。
更に、腕の動きや足さばきを併用することで、より一層相手に間合いを錯覚させることが出来ます。
一つ礼を挙げるなら、継ぎ足でしょうか。
上半身を動かさないまま左足を引き付け、右足を前に出します。
これをスムーズに出来れば、相手との間合いが一気に近くなります。
この他にも様々な方法がありますが、共通しているのは相手の錯覚を利用して間合いを操ることでしょう。
剣道はある意味間合いの取り合いとも言える側面を持つので、自分に有利な間合いを保つことが大切です。
【相手の癖を探ろう】
剣道の試合で勝つには自分が強くなるのは勿論ですが、相手がどのような選手か知ることも非常に重要です。
具体的にはどうすれば良いかですが、試合開始直後に相手の竹刀を表裏両面から押さえてみましょう。
これはあくまでも傾向ですが、表から押さえた際に相手の押し返しが強ければ、裏からの攻めが有効な場合が多いです。
逆に裏からの押し返しが強ければ、表からの攻めが効果的だと言えます。
ここで注意するべきことは、必要以上に強く押さえると相手に竹刀を抜かれて中心を取られると言うことです。
そして、こちらの押しに対してあまり反応を見せないようなら、応じ技を狙っているケースが多いです。
このように、剣道の試合で勝つには自分の技術だけではなく、他の部分にも意識を割くべきです。
いくら高い技術を持っていても、それを充分に活用出来なければ宝の持ち腐れです。
間合いを巧みに操り、相手の出方を窺い知ることで、自信を持って実力を発揮出来るのです。
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