剣道における最大の目的は勝つことではありませんが、上達して試合に勝つことも目標の一つだと言えます。
その目標に向かって日々努力をしているとは思いますが、中には剣道が上手くならないと悩んでいる人もいるでしょう。
人にもよりますが、今回は剣道が上手くならない原因の一つを取り上げて、それに関して解説させて頂きます。
それと同時に、強くなる為の方法もご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
周囲の環境も大事
剣道が上手くならない原因ですが、意外と周りの環境が問題になっていることがあります。
具体的に言えば、一緒に稽古する人たちの強さです。
周囲の人たちが自分と同じくらいか格上の選手であれば、ともに切磋琢磨して実力を上げて行くことも可能でしょう。
ですが、もし所属している道場や部活動などで自分が最も強い場合、他の人たちが自分を追い掛けて来る状態になりがちです。
その際の指導などは貴重な体験となり、自分の剣道を見直すことが出来ますが、実力を伸ばすと言う意味では少し物足りないかもしれません。
それではどうすれば良いかですが、端的に言えば環境を変えましょう。
とは言え、所属自体を変えるのは中々難しいと思います。
そこで有効なのが出稽古です。
自分よりも強い剣士が多く集まる場に積極的に飛び込み、多くの経験を積むのが強くなるには最も近道だと言えます。
しかし、自分より強い相手と戦うと言うことは、数多く負ける可能性が高いことも意味しています。
そのときに、それは仕方のないことだと受け入れ、必要以上に落ち込まないようにしましょう。
その上で、何故負けたのか、相手と自分の何が違うのか、どうすれば勝てるようになるのか……などを、しっかり反省するようにして下さい。
具体的なテクニック
剣道が上手くならない原因の一つは上記の通りですが、ここでは強くなる為のテクニックをご紹介します。
剣道で勝つにはスピードが全てではありませんが、速い打突を打てれば有利なのは間違いありません。
そこで、今回は打突のスピードを上げるテクニックを解説します。
基本的に竹刀を振るには、肩を使うように教わっているかと思います。
ですが、それだと打ち方は大きくなりますが、スピードを上げるのが難しいです。
竹刀を振るスピードを上げるには、肩甲骨を動かして打つことを意識するのが効果的です。
肩の筋肉だけで竹刀を振るには限界があるので、肩甲骨を覆っている背中の筋肉を用いることでそれを補うことが出来るのです。
それと併せて覚えておいて欲しいのは、手首や肘をなるべく曲げないように、構えた状態のまま打つことです。
この他にも様々な方法があるかとは思いますが、これを身に付けるだけでも格段にスピードが上がるハズです。
剣道が上手くならないと悩んでいる人は、自分が置かれている環境を確認し、前述のようなテクニックを磨きましょう。
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