剣道の指導者は、どちらかと言えば厳しい人が多いです。
大人に対して一喝するようなことは少ないかもしれませんが、子供が指導者を怖いと思うのは良くあることです。
剣道初心者が一度指導者を怖いと認識してしまうと、剣道そのものを嫌いになってしまう可能性があります。
ですが、指導者を怖いと思う子供や初心者は、強くなるチャンスだとも言えるのです。
何故怖いのかを知ろう
それでは、何故子供や剣道初心者は指導者を怖いと感じてしまうのでしょうか。
端的に言えば、厳しく怒られたからだと思います。
ですが、ここで考えて欲しいのは、どうして怒られたかです。
剣道の理念に、『剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である』と言うモノがあります。
要するに、多くの指導者は子供たちや初心者を単に勝たせようとするのではなく、人間として成長してもらう為に厳しくしているのです。
厳しく怒られて怖いと思うのは仕方ないかもしれませんが、何に対して怒られているかをしっかり把握する必要があります。
人によって怒るポイントは違うと思いますが、私は以下のことを重視しております。
一つは、教えた礼儀作法を守れていないこと。
一つは、同じことを繰り返し指摘されること。
一つは、今何をしなくてはいけないかを考えられていないこと。
一つは、自ら進んで動けていないこと。
一つは、声を出せていないこと。
このように、ほとんど技術面や勝敗には関係ないことを見ています。
剣道において大事なこととは?
上記では指導者が怒るポイントは、技術や勝敗とは関係ない部分だと述べましたが、実際には試合会場で怒鳴り散らしている人もいます。
しかしながら、そのような指導者も本質的には変わりないことが多いです。
つまり、技術的なことを怒っているのではなく、思い切りの良い打突を打てていなかったことや、試合に対する心構えが出来ていなかった……などです。
これらのことが出来ていなければ、たとえ試合に勝ったとしても怒られるかもしれません。
そうなるとますます指導者は『怖い人』になってしまいがちですが、これは必要なことなのです。
試合中の態度や相手に対する礼節などが悪ければ、怒らない訳にはいきません。
そのような場面で怒らない指導者は、怖くなかったとしても『良い指導者』とは呼べないでしょう。
私が怒るポイントは前述の通りですが、そこにはある共通点があります。
それは、集中出来ていないことです。
集中出来ていれば自ずと適切な行動を取れますし、稽古に身が入っている証左とも言えます。
そして最後に知っておいて欲しいのは、指導者も日々頭を悩ませていることです。
怒り過ぎてしまったのではないか、子供たちが剣道を嫌いになってしまうのではないか。
このような悩みは、日常茶飯事です。
それでも指導者は、教え子が成長出来るように、心を鬼にしているのです。
そのことを踏まえて稽古を行えば、たとえ厳しく怒られたとしても、乗り越えることが出来ると思います。
それを続けていれば、おのずと人間として成長し、剣道自体も強くなるでしょう。
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