剣道には「一眼二足三胆四力」と言う言葉があり、足さばきは二番目に大事だと言われています。
勿論、上半身の使い方や竹刀の扱いも剣道において重要ですが、それ以上に足さばきが大事だと言うことです。
ところが、足さばきだけを練習するのは初心者のうちだけで、慣れてきたら練習を怠る人も少なくありません。
そこで今回は改めて剣道の足さばきの重要性を解説し、自分から練習したくなるようになって欲しいと思います。
足さばきの基本はすり足
最初に注意しておくことは、すり足=送り足ではないと言うことです。
送り足はあくまでも、すり足の一種だと言うことを覚えておきましょう。
そのことを踏まえた上で、最も多用されるすり足は送り足だと言えます。
そこでここでは、送り足と言う足さばきについて、詳しく説明したいと思います。
注意点としては、以下の二つが挙げられます。
一つは、平行移動を心掛けること。
一つは、小さく速く動くようにすること。
これらの中で最重要なのは、平行移動です。
平行移動すると言うことは、頭や肩が上下に動かず、剣先を動かさないと言うことです。
上級者の送り足を見ていればわかるかと思いますが、ほとんど頭が動きません。
それを実現するには、歩くと言うよりは滑るイメージを持つことが大切です。
そこで出てくるのが二つ目の注意点で、小さく速く動きましょう。
送り足で平行移動する際は一歩を小さくしなければならないので、通常10歩かかる距離を倍の20歩ほどで動くようにして下さい。
大きく足を踏み出すと体も大きく動くので、可能な限り小さく速くを心掛けましょう。
大きな動作は相手に悟られ易く、手痛い反撃を受けることになりがちです。
また、打突後に体勢を戻す時間も掛かるので、そう言った観点からも送り足を練習しなければなりません。
足さばきを上達させる練習方法
剣道の足さばきを上達させる練習は数多くありますが、私が特にお勧めしたいのはラダートレーニングです。
これは剣道強豪校でも取り入れられており、効果は折り紙付きだと言えます。
ただ単に鍛えるのではなく、様々なパターンを考える楽しみもあるので、子供や学生は面白がってやりたがることも多いです。
ラダートレーニングをするには当然ラダーの購入が必要……と思われるかもしれませんが、工夫次第でなんとでもなります。
例えば、ラインテープを床に張り付けてラダー代わりにしたり、新聞紙でラダーを作ることも可能です。
ただし、ラインテープを床に張って良いかは場所にもよりますし、新聞紙でラダーを作るのはそれなりに大変です。
ですが、それでもラダートレーニングは有効なので、積極的に取り入れてみて下さい。
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