学生時代に運動部に所属していた人は、様々な競技に分かれます。
メジャーな部活動からマイナーな部活動まで、そこに優劣はありません。
そしてそれらを大きく分類すると、武道とスポーツがあります。
どちらも運動すると言う点においては同じですが、その本質は全くと言って良いほど違います。
その一つに、すり足と言う足さばきがあります。
これは日本の武道特有の足さばきであり、剣道においても基礎中の基礎だと言えるでしょう。
剣道に入門すると、ほぼ間違いなくこのすり足の練習から始まりますが、それはこの足さばきが基礎であると同時に奥義でもあるからです。
高い敏捷性を誇り、安定感抜群の姿勢から瞬時に動ける人は、この足さばきの練度が素晴らしいことが多いです。
剣道においてそれほど大事な足運びであるすり足ですが、どのような練習方法があるのかご紹介します。
慣れてきたからこそ意識しよう
剣道初心者の人は、前述のように最初はすり足を叩き込まれます。
竹刀を振る時間よりも、すり足を練習する時間の方が長いくらいです。
ですが、段々と上達して他の練習方法を取り入れるようになると、すり足だけを練習することは少なくなるでしょう。
しかし、すり足の練習を疎かにしていると、他の練習をしても満足に扱えない場合が多々あります。
それゆえに、出来る限り一人稽古をするようにして、すり足を徹底的に練習するようにして下さい。
ベストなのは床板での練習ですが、自宅や屋外でも可能な限り毎日練習することが肝要です。
すり足で意識することと練習方法
すり足の練習をする上で気を付けるべきポイントは、常に水平移動を意識することです。
すり足が苦手な人の特徴として、頭や体が上下していると言うことが挙げられます。
そのような人は、すり足をするときの足と床の隙間に注意しましょう。
すり足と言う呼び名ですが、実際に床を擦る訳ではありません。
イメージで言うと、歩くのではなく滑ると言ったところでしょうか。
そして、体の上下に関する問題は、歩幅を改善することで解決出来るかもしれません。
歩幅が大きくなるとどうしても体が上下してしまうので、すり足をするときは歩幅を小さくして下さい。
最初は感覚を養う為にゆっくりでも良いですが、慣れてきたら小さく素早く動く練習方法を組み込んでみましょう。
すり足で前に進むことが出来るようになれば、次のステップに進みます。
剣道の足さばきは前後、左右、右斜め前、右斜め後ろ、左斜め前、左斜め後ろの八方向が基本です。
どの方向にも水平移動を心掛けたすり足で、素早く動けるようになりましょう。
最初は自分で順番を決めて練習すれば良いのですが、それだとどうしても咄嗟の動きに対応出来ません。
そこで、上達してきたら誰かの助けを借りた練習方法を行いましょう。
具体的には、それぞれの方向に1~8の番号を振り分け、ランダムに番号を言われた瞬間にその方向に移動すると言う方法です。
一瞬の判断が命取りとなる剣道では、このような練習で反応速度を鍛えることも大事です。
他の練習も漫然とこなすのではなく、しっかりと明確な意識を持って臨んで下さい。
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