剣道は、決して勝ち負けだけを追求する競技ではありません。
ですが、技を磨いて競い合う試合に出る以上は、勝ちにこだわりたいと思うのも当然でしょう。
しかしながら、一生懸命に剣道の稽古をしているにもかかわらず、試合で勝てないと言う悩みを持つ人は少なくありません。
それではどのような稽古を積めば良いかですが、試合で大事なのは上半身よりも下半身、つまりは足さばきです。
竹刀を持つのも振るのも上半身ですが、それらを支えているのは下半身です。
足さばきが上達することで、下半身と上半身の動きを連動させることが出来、スムーズな攻防が可能なのです。
踏み込みを見直そう
剣道の試合で勝つ為に必要な要素の一つは、踏み込みの速さでしょう。
踏み込みは、自分と相手の間合いを埋めて一気に攻撃する為の技術であり、これが速ければ速いほど素早い打突が打てます。
反対に言えば、中途半端な速度で踏み込んでしまうと、相手に反撃するチャンスを与えかねません。
踏み込みを鋭く速くするには足さばきの稽古をする必要がありますが、意識するべきは左足で床を強く蹴ることと、右足で体のバランスを保つことです。
そしてもう一つ、踏み込む角度にも注意しなくてはなりません。
踏み込む角度が高過ぎると、体が浮いてしまうので、大きな隙を生んでしまいます。
逆に低過ぎると、充分な速度を出せないまま床に足が着いてしまうので、距離を詰めることが出来ないでしょう。
ここでのポイントは、踏み込む意識を強く持ち過ぎず、背筋を伸ばしてスライドするように前に進むことです。
重心が後ろに残ると勢いが弱まると同時に体が浮き上がり、前に行き過ぎるとつんのめってしまいます。
また、単に速度を出すだけでは意味がありません。
踏み込みの勢いを攻撃に繋げるには、右足の使い方が重要になります。
具体的な数字で言うと、右膝は約60度に曲げるようにしましょう。
特に初心者は深く曲げ過ぎる傾向にあるので、踏み込んで足が床に着いたときに、右膝を曲げ過ぎないように気を付けて下さい。
長期戦も覚悟しよう
上記の踏み込みは、一瞬で距離を縮める為の技術です。
しかし剣道の試合は、相手や状況によって長期戦になることもあります。
そのようなときに勝敗を分けるのは、足さばきの練度でしょう。
足さばきが上手い選手ほど体がぶれず、どのような状態からでもすぐさま攻撃に移れます。
端的に言うと、足さばきが上達すれば攻撃するチャンスが増え、相手の攻撃を躱し易くなります。
足さばきが拙い選手は、長期戦になるにつれて動きが乱れ、隙を作りがちです。
それゆえに、スタミナを付けるのは勿論ですが、疲れたときこそ普段通りに動けるよう稽古しましょう。
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