剣道における稽古方法は様々ですが、その中でも特に厳しい稽古の1つとして、打ち込み稽古が挙げられます。
剣道に限らず、辛い稽古はどのような武道やスポーツにも存在するかと思いますが、ただこなしているだけでは意味がありません。
そこで今回は剣道の打ち込み稽古を取り上げて、どのように取り組めば良いかを解説します。
そもそも打ち込み稽古とは?
剣道の打ち込み稽古のコツを説明する前に、打ち込み稽古がどう言うものかを解説します。
打ち込み稽古とは、元立ちが掛かる側にわかるように打突部位を晒し、そこに打ち込むように誘導し、掛かる側はその部位に間断なく打ち込む稽古です。
面打ちなどの基本技を数多く打ち込むことで、徹底的に基本を身に付ける為に行います。
これと似た種類の稽古として掛かり稽古が挙げられますが、この2つは決定的に違います。
何が違うかと言うと、打ち込み稽古は元立ちが打突部位をしっかり空けているのに対して、掛かり稽古は掛かる側が隙を見付ける必要があると言うことです。
付け加えるなら、打ち込み稽古は元立ちがそのまま打突を受けますが、掛かり稽古は相手が打突を捌いてきます。
これらのことを念頭に置いて、次は打ち込み稽古のコツを解説します。
打ち込み稽古のコツ
打ち込み稽古のコツを挙げるなら、大きく分けて以下の2つがあります。
1つは、絶対に近間から打ち込まず、一足一刀の間合いから基本技を打つこと。
もう1つは、一足一刀の間合いに入った瞬間、中段の構えを取って即座に打ち込むこと。
まずは、1つ目のコツについて説明します。
剣道の基本的な間合いは一足一刀の間合いであり、そこから繰り出す打突が正しいとされています。
実際の試合や地稽古では近間で打つこともありますが、打ち込み稽古では基本である一足一刀の間合いから打ち込みましょう。
それは何故かと言うと、一足一刀の間合いからしっかりと打てるようになれば、近間でも打てるからです。
ですが、その反対はあり得ないのです。
打ち込み稽古で近間からしか打てなければ、一足一刀の間合いからは打てません。
それゆえに、打ち込み稽古では一足一刀の間合いに拘る必要があるのです。
次に、2つ目のコツについて説明します。
基本稽古と打ち込み稽古の違いは、間断なく打ち込むかどうかです。
間隔を空けて打ち込むようでは、打ち込み稽古とは呼べません。
このとき注意するのは、打ち込み稽古で意識するのは攻め足ではなく、真っ直ぐ力強い打突を打つことです。
これを習得することが出来れば、試合で一本を取れる打突が打てるでしょう。
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