多くのスポーツや武道に言えますが、剣道も男性と女性に分かれています。
そこに優劣はないと私は考えますが、違いがあるのもまた事実です。
そのことを知らないまま稽古に取り組むのと、違いを知った上で稽古に取り組むのとでは、成長の仕方が変わってきます。
そこで今回は、剣道における男性と女性の違いについて、解説したいと思います。
男性と女性の剣道の違いとは?
剣道における男性と女性の違いですが、その差が顕著になるのは中学生くらいからです。
実際の試合や稽古を見た方が早いですが、ここでは敢えて文章でその違いを解説します。
簡単に言えば、男性の剣道は体格や身体能力に物を言わせた、スピードのある剣道です。
対する女性の剣道は、男性に比べればスピードで劣るものの、柔らかな印象を受ける剣道です。
特に中学生男子の剣道は、スピードでどんどん攻めて相手を崩し、有効打突を繰り出すタイプが多いです。
その一方で女子中学生は、筋力や瞬発力がない為、基本に忠実な技で有効打突を取るケースが多いです。
これらは、前述のように筋力や瞬発力の違いから生まれる違いではありますが、他にも要因があります。
それは、男性と女性の、根本的な性質の違いです。
男性と女性の性質の違いとは?
上記では男性と女性の剣道における、具体的な戦い方の違いを述べましたが、ここでは別の角度から違いを解説します。
例えば、男子生徒と女子生徒では、学校の提出物や授業態度にも差があります。
女子生徒の方が綺麗に纏めたノートを提出し、真面目に授業を聞く生徒が多い傾向にあります。
絶対とは言いませんが、広い視野で見ると、この傾向はそう外れてはいないはずです。
逆に言えば、男子はどちらかと言えば雑なノートを提出し、授業態度が良くないこともあります。
しかし、だからと言って男子の方が成績が悪いかと言えば、そうとも言い切れません。
言うまでもなく、個人差はありますし、熱心に勉強をしている子供が、良い点を取るのは当然です。
それでは何故、男子が高い点を取ることがあるかと言うと、女子に比べて男子は、ポイントを掴むことが得意な場合があるからです。
反対に、女子は教わったことを正確に実行するのが、得意なケースがあります。
そして、この性質の違いは、剣道の稽古には表れていることがあります。
男子はポイントを掴むのが得意な為、多少強引にでも一本を取りに行けますが、その半面で型が崩れ易いと言う欠点も持ちます。
それに比べて女子は、基本に忠実な型を守りますが、咄嗟の反応は苦手はことがあります。
このように、剣道において男性と女性は性質に差があるので、全く同じ稽古をさせるのは得策とは言えません。
ですが、ここまで書いておいて何ですが、全ての男性女性が綺麗に分かれる訳でもありません。
要するに、剣道に対するその人の性質は様々なので、その人に合った稽古方法を考えるべきだと言うことです。
その1つの指標として、男性と女性の違いを念頭に置いて頂けると幸いです。
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