武道やスポーツなどにおいて、基本は非常に大事なモノです。
むしろ、基本が出来ていなければ、何を練習しても身に付かないとすら言えます。
ですがその一方で、基本だけ出来ていても試合では勝てないかもしれません。
基本に加えて応用や、あるいは基本から少し外れた変化も必要となるでしょう。
剣道でもそれは例外ではなく、完璧に基本を習得していることと、試合で勝てるかはイコールではないのです。
剣道の技は面、胴、小手、突きの四つです。
そこで今回は基本から離れて、試合に勝つ為の面を早く打つ方法をご紹介したいと思います。
早い面ってどう言う面?
剣道の基本技である面は、言うまでもなく誰しもが練習しているでしょう。
基本技と言われるだけあって、稽古でも良く行われます。
しかし、面を早く打つ方法を会得する為には、一度その基本を横に置いておく必要があります。
ここで間違ってはいけないのは、基本を蔑ろにするのではなく、別の技術として練習することです。
それでは、早い面とは具体的にどう言う面を指すのでしょうか。
その答えは人によって違うかもしれませんが、私が注目しているのは「何を置いても早い」ことと、「試合で一本が取れる」ことです。
これだけ聞くと当たり前のように思われるかもしれませんが、実は意外とこのことを理解していない人が多いのです。
要するに、基本稽古で練習する面と、試合で勝てる面は違うと言うことですね。
そして今回取り上げるのは、試合で勝てる面です。
面を早く打つ方法を語る上で大事なのは、竹刀の軌道でしょう。
まずは中段の構えを取り、そこから最短距離で相手の面に届く軌道をイメージして下さい。
ここで意識して欲しいのは、最短距離で面を「打つ」軌道ではなく、「届く」軌道だと言うことです。
通常の突きよりも数cm上に剣先を向けて、面の上部に突きを放つような感覚です。
手の使い方を鍛えよう
面を早く打つ方法の準備段階は上記の通りですが、それだけでは成立しません。
次に必要なのは、両手の使い方をマスターすることです。
結論から言うと、左手一本で先程述べた突きを出し、右手首のスナップを効かせて竹刀を上下させるようにして下さい。
ポイントは竹刀が最短距離を走り、右手のスナップだけで面を打つことです。
これを成し遂げる為に必要なのは、左手の握力と右手首の柔軟性です。
左手一本で正確な軌道の突きを放ち、右手首のスナップを駆使して面を打つ。
単純なようですが、難易度自体はかなり高いと言えるでしょう。
この打ち方はとにかく面を早く打つ方法ですが、他にもいくつかメリットがあります。
その一つは、打ったときの姿勢が綺麗に見えることです。
何度も言うように、左手で正確な軌道の突きを出すことが出来れば、何もしなくても体は正面を向きます。
更には、相手の面の軌道を逸らせることも可能で、合面にも強いです。
剣道に限らず他の武道やスポーツも、人格形成やその人の本質を鍛える役割を担っており、勝つことが全てではありません。
ですが、やはり試合に勝てなければ楽しくないでしょうし、何より悔しいでしょう。
それゆえに剣道でも、基本稽古の重要性を認識した上で、試合で勝てる技の練習をするべきだと思います。
忘れてはならないのは、どちらか片方ではなく、どちらも大切だと言うことです。
基本を鍛え、人として成長し、試合で勝てる。
そのような剣道を目指して、日々の稽古に取り組んで下さい。
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