剣道の試合で一本を取るのは、非常に難しいことです。
相手も一本だけは絶対に避けようとしているのですから、少し考えれば当然です。
それでも剣道の練習では一本を目指し、試合でも隙があれば即座に狙うべきでしょう。
初心者も同じで、「自分は初心者だから、一本が取れなくて当たり前」ではなく、初心者だからこそ一本を取れる打突が打てるように練習して下さい。
そこで今回は、初心者がするべき練習と、剣道の試合で一本を取る為のコツについて話させて頂きます。
初心者向けの練習方法
剣道初心者でも一本を目指すべきだと述べましたが、言うまでもなくいきなり狙っても不可能です。
ではどうすれば良いかですが、最初に足さばきを徹底的に練習しましょう。
取り組んでみたらすぐにわかると思いますが、剣道の足さばきは日常生活の中ではしない動きばかりです。
それゆえ、自由に動けるようになるには、相当な練習が必要となるのです。
最も代表的な足さばきはすり足で、特に送り足が良く使われます。
その練習方法としては、まず普通に10歩ほど歩いて下さい。
それから右足が前、左足が後ろになるように足を止めると、基本的な構えの足位置になります。
どのような応用を練習するにしろ、この構えから始まると言っても過言ではないでしょう。
だからこそ、初心者はこの足の位置を体に覚え込ませて下さい。
次に、右足を足一つ分前に出し、それに続く形で左足を引き付けます。
このとき、前後の足幅が動く前と同じになるように気を付けましょう。
最初は中々難しいかもしれないので、ゆっくりでも確実に行って下さい。
この感覚を養ったら、もう一段階ステップアップします。
前に進むときに頭や肩が上下しないようにして、平行移動を心掛けましょう。
この平行移動は、すり足において最重要ポイントなので、しっかりと意識して下さい。
一本を取るには?
上記では初心者が真っ先に練習するべきことに触れましたが、ここではそこから発展して一本を取る為のテクニックをお教えします。
方法は様々ですが、今回は仕掛け技、中でも面打ちを取り上げたいと思います。
面打ちに限りませんが、仕掛け技は仕掛ける直前が大事です。
どれだけ速く打てようが、相手の体勢が崩れていなければ、格下でもない限り一本を取るのは至難です。
要するに、仕掛け技を打つときは、相手を崩して隙を作らなければなりません。
しっかり構えて中心を取り、逆に相手の竹刀を中心から外して最短距離で打ち込みます。
ここで注意するポイントは、間合いを詰めるときに相手の竹刀を払うのではなく、左側の鎬で滑らせるようにしましょう。
もう一つの注意点は、手の力だけで中心を取るのではなく、足を使うのを忘れないことです。
普段の基本稽古から一本が取れる打突を心掛け、試合でその形になれば必ず旗が上がるように練習して下さい。
それが出来ていなければ、竹刀が有効打突部位に当たったとしても、一本にはならないでしょう。
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