剣道には、いわゆる「受け」のような防御技はありません。
それは、相手のあらゆる打突に対して、応じ技が存在しているからです。
相手の攻撃を防ぐどころか反撃出来る応じ技は、剣道の試合においても大きな効果を持ちます。
とは言え、これは初心者がいきなり習得出来るほど、簡単な技術ではありません。
逆に言えば、応じ技を満足に使いこなせるようになれば、剣道初心者から抜け出せたと言えるかもしれません。
そこで今回は、応じ技にはどのような種類があり、どうすれば上達するかをお話します。
応じ技にはどのようなモノがあるのか
剣道初心者から脱却する一手段である応じ技ですが、様々な種類があります。
大きく分けると、「返し技」、「すり上げ技」、「抜き技」、「打ち落とし技」の四種類です。
出来れば一つの応じ技を練習するよりも、あらゆる種類を万遍なく磨く方が良いでしょう。
約束稽古にて、どの応じ技を打つか決めておき、相手に打ち込んでもらいます。
このとき意識しなければならないのは、相手が何を打って来て、こちらがどの応じ技を使うか決めていても、試合で一本を取るつもりで打つことです。
更に、何を打って来るかわかっていても、ギリギリまで引き付けて返すようにして下さい。
これは、早いタイミングで応じ技を打ち始めると、相手が技を止めたり軌道を変える可能性があるからです。
繰り返しますが、実戦を想定して、試合で使えるように心掛けることが大切です。
それが出来るようになれば、今度は相手にランダムに打ち込んでもらいましょう。
やってみればわかると思いますが、何を打たれるか知っているときとは比べものにならないほど、難易度が跳ね上がります。
しかし、試合ではそれが当たり前なので、この段階からが本当の練習とすら言えます。
このとき、反応することに必死で形を崩してしまいがちなので、正しい体勢で打つことを忘れてはなりません。
万遍なく練習したら得意技
前述のように、応じ技には多種多様な技があり、どの技も練習する必要があります。
ですが、ある程度使えるようになれば、その中から自分の得意技を上達させるのも良いでしょう。
剣道の試合で攻撃する最大の機会は、相手の技の起こりです。
つまり、自分で相手が技を打つようにコントロール出来れば、勝利が一気に近付きます。
自分が意図した技を引き出せれば、尚のこと一本を取れる可能性が高まるでしょう。
自身が得意とする応じ技を使えるように、相手の打突を誘導する。
これは口にするほど簡単なことではないですが、上級者の中には狙って成し遂げている人もいます。
打突の精度や足さばきを磨くだけではなく、試合運びや戦略を組み立てられるようになって、ようやく達人への道が開けるかもしれません。
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