剣道において足さばきは、「一眼二足三胆四力」と言われ、二番目に大事だとされています。
剣道初心者が真っ先に練習するのが足さばきですが、それは足さばきが基本かつ重要な技術だからです。
送り足や開き足、踏み込み足など、一言で足さばきと言っても様々です。
そこで今回は、剣道における生命線とすら言える、足さばきを上達させるメニューをご紹介します。
基本の送り足を徹底的に身に付けよう
普段の歩き方を歩み足と呼ぶのに対して、剣道の基本的な歩法は送り足と言われます。
右足を前に出して、それを追い越さないように左足を引き付けます。
中段の構えは常にこの状態にあるので、送り足をスムーズに行えるようになることで、試合中に素早く動くことが可能となります。
しかし、速く動こうとするとどうしても体勢を崩してしまい、基本の送り足が出来なくなることがあります。
ですから、妙な癖が付かないように気を付けて、定期的に送り足のチェックをするようにしましょう。
そして剣道の足さばきは、前後、左右、右斜め前、左斜め後ろ、左斜め前、右斜め後ろの八方向が基本です。
これらの動きを淀みなく行うことが出来れば、試合での立ち回りが楽になるでしょう。
最初の練習メニューとしては順番に動くようにすれば良いですが、こればかりを続けているとそのうち頭打ちになってしまいます。
そこでもう一つ発展させたメニューとして、八方向に番号を付けて、他の人の号令に合わせてその方向に動くようにして下さい。
順番に移動していたメニューに比べて咄嗟の判断力が必要になるので、より実戦的なメニューだと言えるでしょう。
高速移動を磨こう
前述のようにどの方向にも動けるようになったら、次は速度を意識して下さい。
鋭く前へ踏み込む歩法や、引き技の際に行われるスムーズな後退。
こう言った足さばきを習得することで、より戦略に幅が生まれるでしょう。
剣道はスピードが全てではありませんが、瞬時に間合いを詰めることが出来れば攻撃チャンスが広がりますし、即座に間合いを取ることが出来れば相手の攻撃を回避出来る可能性が高まります。
そのような観点から、前後への動きをいかに素早く出来るかは、剣道において重要な意味を持っているのです。
これらを上達させる為のメニューとして、前後へ全力で送り足をする方法があります。
一定の距離を開けて前に向かって全速力で送り足をし、ゴールに着いたら反対に後ろに下がって下さい。
これによってスピードを上げると同時に、足腰を鍛えて長期戦に耐えられる体力を養うことも可能です。
このときに大事なのは、いくら全力で送り足をするとは言え、体勢を崩してはならないと言うことです。
回数をこなして疲れてくるとフォームが崩れてしまいがちですが、辛いときこそ基本の姿勢を保ちましょう。
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