剣道において素振りは、上達する上で欠かせない練習です。
これは剣道初心者から上級者、更には指導者にまで共通しており、剣さばきから無駄を削ぎ落とす役割も持っています。
素振りは一人でも稽古出来る方法ですが、正しく行わなければ上達しません。
そこで今回は、剣道が上達する素振りの仕方とコツを解説させて頂きます。
素振りをする心構え
素振りは竹刀を振れる場所さえあれば、剣道場ではなくても行えます。
数が多い方が良いのは確かですが、ただ数をこなせば上達すると言うモノでもありません。
正しいやり方でなければ、1,000本やろうが2,000本やろうが、充分な効果が得られないでしょう。
それではどこに注意すれば良いかですが、いくつかポイントがあります。
一つ目は、反動を付けずに竹刀を振ることです。
反動を付けると楽に竹刀が振れるので、回数はこなせますが、これでは意味がないです。
二つ目は、左拳がしっかりと頭上の正面を通過しているかどうかです。
素振りで中心を振ることを身に付けられれば、相面の際に打ち勝てる可能性が高まります。
三つ目は、竹刀を大きく振れているかどうかです。
試合に勝つ為には小さな面を打つことも求められますが、素振りをするときは威力を意識して、大きく振ることを心掛けましょう。
四つ目は、振り下ろしと同時に両手で竹刀を絞れているかどうかです。
これが出来ていなければ、最後まで打ち切ることが出来ず、残心も示せません。
五つ目は、足さばきや体さばきと素振りの動きが連動しているかです。
手足の動きがバラバラだと、正しい打ち込みが出来ない為、有効打突になりません。
以上のことを意識して、数よりも質の高い素振りをするようにしましょう。
素振りの種類
素振りで気を付けるべきことは上記の通りですが、具体的にはどのような練習方法があるのか、いくつかご紹介させて頂きます。
まず、最も代表的な素振りは正面素振りでしょう。
竹刀を振り上げると同時に右足を前に出して、竹刀を振り下ろすと同時に左足を引き付けます。
その次は反対で、竹刀を振り上げると同時に左足を後ろに下げて、振り下ろすと同時に右足を後ろに下げます
これを繰り返す素振りを、正面素振りと言います。
次に、左右素振りです。
左右素振りとは、正面素振りの竹刀の動きを、左右に振る動きに変更した素振りを言います。
振り上げた竹刀を、斜め45度に振り下ろすようにするのです。
この素振りによって手首の返しを練習することが出来て、左右面や胴打ちを上達させることが可能です。
もう一つは、上下素振りです。
基本的には正面素振りと似ていますが、正面素振りは振り下ろしたときに竹刀を自分の面と同じ高さで止めるのに対して、上下素振りでは地面ギリギリまで振り下ろします。
これら以外にも様々な素振りがありますが、どれも剣道が上達する上で非常に大事な練習です。
特に初心者のうちに間違った素振りを覚えてしまうと修正が効きにくいので、最初は数が少なくても正しい方法で竹刀を振るようにして下さい。
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