剣道における基本技は面打ち、胴打ち、小手打ちの三つですが、比較的上級者向きの技として突きがあります。
中学生までは剣道の試合で突きは有効打突にならないのですが、高校生になれば有効打突として認められるようになります。
それゆえ、自分が上手く突きを打てるようになると同時に、相手の突きに対する応じ技を磨く必要があります。
そこで今回は、突きへの応じ技に焦点を当てて話させて頂きます。
突きに詳しくなろう
応じ技全般に言えることですが、その技に詳しくないと上手く打てません。
それゆえ、まずは突きと言う技がどのような技か、誰よりも詳しくなることが応じ技習得への近道です。
剣道の突きはほとんど振り幅がない為、反応するのが極めて難しいです。
そのような技を応じ技で返すのは、他の技を返すよりも困難だと言えます。
スピードも他の技より格段に速く、上級者の突きは気付いたら突かれていたと言う事態になりかねません。
突きを放つタイミングとしては、相手が打とうとした瞬間、相手の気持ちが揺らいだ瞬間、相手が居ついた瞬間など、要するに隙が生まれたときです。
つまり、相手の突きを封じるには決して隙を見せてはならないのです。
これは突きだけに限らず、他の技に対しても同じことが言えます。
剣道に携わっているなら一度は聞いたことがあると思いますが、心技体のうち心で隙を作らないことが特に重要です。
また、隙を突かれると言うことはこちらの癖を見破られている可能性があるので、自身の構えなどをしっかりチェックしましょう。
ここまで聞くと突きは凄まじく強力な技に思えますが、デメリットもあります。
それは、有効打突の部位が非常に狭いことです。
喉元の的を狙うのは難しく、仮に反応出来なくても外す可能性はあるでしょう。
そして突きを外してしまえば、一気に窮地に追い込まれます。
そのことを踏まえた上で突きを練習し、相手の突きと向かい合う必要があります。
上記のようなリスクを背負ってでも突きを打ってくる選手は、相当気持ちが強いと思って間違いないでしょう。
突きへの応じ技
それではいよいよ、突きに対する応じ技について解説します。
最初に言っておくと、突きへの応じ技は初心者には難しいです。
何故なら、一瞬で様々な判断を下し、動かなければならないからです。
最も基本的な方法は、竹刀で相手の中心を取って、突いて来た相手の竹刀を抑えると同時に体を捌いて避けます。
そしてこのあとが大事なのですが、距離によって使う技が変わるのです。
引き技や飛び込み技など、突きを回避した状況に応じてどの技を選択するのか、咄嗟の判断力が要求されます。
繰り返しますがこれは難易度が高く、最初はまともに打てないかもしれません。
ひたすら練習して頭で考えるより先に体が動くまでになるのが理想的ですが、コツとしては常に動ける状態を保つことです。
折角突きを避けることが出来ても、そこから技を打てなければ意味がありません。
突き自体も上級者向きの技ですが、その応じ技は更に上の技だと覚えておいて下さい。
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